すーぱーからしちゃんねる

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来日公演『ボディガード』

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久し振りのシアターオーブ
ミュージカル「ボディガード」来日公演|公式

ぽっかりと3連休が出来てしまい、暇を持て余していたところ、お誘いを頂いたので、母と一緒に観に行ってきました。東急シアターオーブはとても久しぶりで、おそらく花組の『戦国BASARA』以来だったかな。

映画は観た事があって、シナリオはなんとなく覚えていて、どちらかというとホイットニー・ヒューストンの楽曲の方が馴染みがあります。「映画のボディガードのミュージカル見てくるね」と言うと、10人中10人が「エンダァァーーーーイアーーーー…のやつでしょ?」と返してくるのが面白かったです(笑)

これをミュージカル?と言って良いのか?と思うところもありますが、歌はしっかり聴かせてくれました。VIVA FESTA!のまあみりデュエダンのお歌(Greatest Love ofALL)がたっぷり聴けたのも嬉しかったです!
レイチェル役のアレクサンドラより、お姉さん役の方(公式サイトを見てもお名前を見つけられずちょっとがっかり)がホイットニーに寄せた唄い方で凄く良かった。唯一お芝居をしていたのがこのお姉さん役の方だったので、もう少し彼女のことが知りたかったです。
ミュージカルっていうよりは、レビューのようなスタイルに感じました。近年クリエで上演された『オン・ユア・フィート!』のような。最後はみんなでスタンディングで踊ろう!みたいな。楽しかったです!

男性キャストも歌って欲しかったなー。演出は格好良かったり夢夢しかったりで素敵だったのに、歌によるコミュニケーションというか、心の動きとかふれあいを見せずに、キスさせたり映像に説明させたりするのは、少し大雑把な印象がありました。男性キャストが歌わないのはライセンス的な問題なのかなー。
でも、ボディガードであるフランクが、いくら歌ヘタな不器用な男設定でも、ミュージカルなんだから、あの場面で歌い出しても何も矛盾するところはないよねえと思うのでした。むしろキュンと来るんじゃないかと。
だからフィナーレで男性キャスト陣が歌ったり踊ったりするのを見て「出来るんじゃん!めっちゃカッコイイじゃん!なぜ本編でやらなかったんだ!!」と突っ込みながら踊るしかありませんでした(笑)

この作品は日本人キャストでの上演も決まっているのですね。新妻聖子ちゃんと、柚希礼音さまのレイチェルはさぞかし格好良いことでしょう!特に、盛りだくさんなライブシーンでのちえさんは、めっちゃくちゃ格好いいんだろうなあ…。それだけで10回は通えてしまうやつ。
歌の演出は今回の来日版と同じなんでしょうか。男性キャストが歌ってくれないのは、なんだかちょっと物足りないよねえ。