すーぱーからしちゃんねる

からしがみたものをまとめたものです。

赤坂ACTシアター『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』

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かわいいかわいいみんなかわいい



【公演概要】
原作:Magica Quartet
演出:児玉明子
脚本:畑 雅文


スマートフォンゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の舞台版。
主要キャストにけやき坂46のメンバーを起用。
2018年9月9日12:00公演(前楽)を観劇。


チケットの半券が手元にないので、ここに記録します。

 


【期待】
魔法少女まどか☆マギカ』はリアルタイムで観ていたので、まどマギの世界観や設定は知っていました。
映画は観た気もするけど、覚えてないのでなんとも言えません。
まどマギは、まずビジュアルがかわいいよね!キャラクターデザインも少女漫画みたいなやわらかいタッチで、衣装も可愛くて、武器も可愛らしくて、魔法少女が戦うべき相手である魔女のビジュアル(劇団イヌカレーのダークな世界観!)も、メルヘンなのに毒があって、視覚的にかわいいからとっつきやすく、一見萌え系の魔法少女かなと思うんだけど。
でも、シナリオがすんごいんだなこれが。観たことある人は「それな!」で通じ合えると思うのですが、わたしのフォロワーさんは観たことない人も多いんじゃないかな。脚本は虚淵玄。サンダーボルトファンタジーと同じ脚本家といえば、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。まどマギ面白いから、観て欲しい。結構、衝撃的だよ!
さて、相変わらず前置きが長い(笑)
twitterのタイムラインにネルケのポスターが流れてきて、けやき坂46のメンバー扮するメインキャストのビジュアルが可愛かったのと、演出が児玉先生なのにピンと来ました!早速、欅坂46のファンである大学の同期に「これが観たいんだけど!!あなたケヤキザカのファンだったよね!?」と連絡しました。そう、わたしは『欅坂46』と『けやき坂46』があることを知らなくて、その違いも知らなくて、同期に連絡したのです(笑)ちなみに同期は柏もちのようなかわいらしさを持った女性ですが、死ぬほどCDを買って握手会に行き、全国ツアーに追っかけて行くくらいの欅坂ヲタで、推しメンは米谷奈々未さんらしい。とても美人。
アイドルヲタの同期からいろいろとレクチュアを受けて、同期が手配してくれたチケットで、ラッキーなことに前楽を観ることができました。


アイドルって興味あるけど、なかなか足が向かず、男性客がほとんどの現場がなんとなく怖かった、というのが本当のところで。男の人がいっぱい集まる場所なんて、普段行かないもんね。
ACTシアターに入場する前に、全身に金属探知機を当てられたり、手荷物検査をされたのには驚いたけど、アイドルの現場では当たり前の光景だそうで。安心のためだもんね。いろいろあったもんね。男子トイレに行列が出来てて、蛍嬢さんが列を仕切ってるのも新鮮で、なにより女子トイレががら空きなのと、女子がまったくお構いされてないところも新鮮で面白かった(笑)


まあ、正直なところを申し上げると、わたしは秋元康氏が創る世界がとても嫌いなのですが、その世界に生きる女の子たちに罪はないと思っているのである。どんな世界であろうと、自分自身がなりたいものを目指して頑張っている女の子は輝いている。
ネルケ2.5次元作品で、女性演出家が携わる作品ならば、そんなにつらくはならず、アイドルが頑張っている姿を観られるんじゃないかと期待して、知らない景色が広がる赤坂ACTを楽しみました。

 

 

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まどかちゃんの無重力感…!



【全体像】
やっぱり視覚的にかわいくて、刺激的な舞台でした!
もはや新鮮味を感じることもなくなった舞台でのプロジェクションマッピングですが、アンサンブルが演じる使い魔が持つLEDパネルのビビットさと、魔法少女たちのもつパステルカラーの色彩のコントラストに、アニメの世界観が3次元化されていて、素晴らしかった!!
そして、衣装ね。ほんと、衣装がかわいい。マギレコのキャラはちょっとごちゃっとしたデザインよね。まどかちゃんや、ほむらちゃんのまどマギメンバーのすっきりしたデザインの方が好きでした。欲を言えば、コスチューム以外のお衣装も見せて欲しかった。戦っていない時の、魔法少女ではない時のお洋服もかわいい作品なので、たくさんお着替えして欲しかった。しかし、同期曰く「常にお腹と脚が見えている必要がある」とのこと。そうか。露出か。確かに大事なところだわ(笑)
歌もアクションもダンスもあるけど、『ミュージカル』ではなく、あくまで『舞台』なんだそうです。みどころがたくさんあるんだけれど、キャストがそれぞれ得意とするものではキラッと輝いて見えて、中の人のことは一切わかりませんが「あの子は歌の子なのね!」とか「あの子はアクションで輝いたな!」とか思いながら観るのが楽しかったです。それっぽいダンスがあるのも楽しかったな。
シナリオはマギレコ(スマホゲームってやる気がしないんだよね…)を知らないので、わくわくしながら観ることができました。終盤のさなちゃんとアイちゃんのひたすら幕前芝居は、どうにかなんないのかなと思ってしまった。なんか勿体無く感じた。そこで気持ちがモタついちゃったんだけれど、マギレコもアニメ化するみたいなので、シナリオについてはそっちでおさらいしたいと思います。

 


【前楽】
カーテンコールで、主演:環いろは役の柿崎芽実さんが挨拶してくれたんだけれど、「この公演も残りあと1回です」と言葉を詰まらせながら、一生懸命に言葉をつないでいる姿を見て、泣きました(笑)まわりで泣いている人がいなくて超恥ずかしかったんだけど、あれは泣くよ。「あと一公演、がんばってね!楽しかったよ!」の拍手が出来て、わたしも嬉しかったです。

 


【かわいいの大量摂取】
実は、わたしたちのすぐ後ろに、欅坂のメンバーがずらっと座っていたそうなのですが、大きなマスクで顔を隠した彼女たちのことを、ちらりと見ただけで識別できる同期すげえなと思いました。
いやでも待てよ?
ムラを歩いてるジェンヌと一瞬すれ違っただけで、組と芸名がわかるスキルがわたしにもあるではないか!!笑

 


観劇後には同期とお互いの推しと贔屓について語り尽くし、やっぱりわたしは贔屓が好きなんだと実感する帰り道でした。
畑は違えど、推しを応援する気持ちは、尊いものよねえ。