すーぱーからしちゃんねる

からしがみたものをまとめたものです。

宙組大劇場新人公演『イスパニアのサムライ』

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わくわく

 

【はぽん】

実は、前回のオーシャンズ11の新人公演も、ムラ東宝とで観劇しています。どうしても、新人公演の感想って、批評家じみた物言いになってしまうので、まとめた感想をアップするのに躊躇いがありました。あと、普通に忙しかった、というだけの理由で、感想をまとめるのをサボった(笑)
さて、今回の新人公演です。組配属からずっと応援していた花宮沙羅ちゃんの初ヒロイン抜擢を知った時には、諸手を挙げて大喜びし、遠征を決意しました!お相手役も、同期の風色日向くんと来れば、行かないわけにはいかない!贔屓不在の宙組公演を観に行くのには、少しだけ勇気が要りましたが、そちらに関しては別の記事で。
 
【全体像】
総じてみんな、声が良い。台詞回し良し、コーラスの重厚感良し。みんなひとつひとつの台詞をしっかり発声するので、とにかく口跡が良い。主演同期コンビの歌は特に素晴らしく、もっとデュエットが聴きたかったな!
以下、つらつらと、印象に残った生徒さんのこと。
 
今回初主演の風色日向くん。身長が高く、男役として見栄えするビジュアル。とにかく声が良い。歌には優しさと強さを感じられる。男役の包容力抜群。若干トンチキなお衣装の着こなしと、派手な立ち回りは堂々たるもので、あの、結構好きです!娘役と絡んだ時の穏やかな色気というか、新人公演初主演にして個性が見えたのが嬉しくて頼もしかったです。
 
初ヒロインの花宮沙羅ちゃん。最初こそガチガチに緊張してたけど、後半は伸びやかで、安心して観ていられました。娘役にとって、声が美しいのは強みだよね。めちゃくちゃハイヒールで、ドレスを綺麗に捌きながら、立ち回りに走り回る沙羅ちゃんに痺れました。そして、風色くんとのラブシーンが特に素敵で、ふたりが向かい合ったときに漂う空気がまろやかで、恋に落ちたふたりだけの世界でした。完全に贔屓目なんだけど、相手役さんと組んだ時にとても光っていたことに、とても感激しました。初ヒロインながら、心が動いているお芝居でした。悔しい場面もあったかと思いますが、東京ではもっともっと羽ばたいて、輝いて欲しいです。
 
謎の男過ぎてどうなっちまうのかと思っていたアレハンドロの亜音有星くん。飄々とした役作りで、アドリブも落ち着いていて、観客の反応を見ながら展開させられる余裕もあり。さすが、ベネ様経験者!お髭も似合っていて格好良かったです。カタリナへの恋心をチラ見せする場面が素敵でした。
 
鷹翔千空くんのエリアスは、意外性があって、新しい顔を発見できて嬉しかったです。出て来ただけで嫌な感じ、どうしようもない拗らせぼっちゃま感もgood!特に、用心棒の襟で剣の血を拭うところが最高でした。新人公演なんだから、もっと路線以外のお役も見てみたい気が致しますが。
 
只野作十郎の輝ゆう君。美貌が際立っていて、只野作十郎としての説得力が半端ない!美しくて光ってるよね。そりゃあ伊達政宗だって好きになっちゃうよね。
 
真白悠希くんの道化も印象的でした!海11新公でも目を引いたのだけど、今回も軽快で、狂言回しをのひのびと演じていて、観ていて気持ちが良かったです!
 
娘役さんでは、朝木陽彩ちゃんの女官ビアンカが一番目を引きました!なにせ歌がうまい!身のこなしも優雅でありながら、本役さながらのクドさ!楽しそうに演じていたのが印象的でした。本公演でも目を引くんだよね。これからも注目したいです。
 

【寒い夜だったけど】

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冷たいものを飲む阿呆
 
久しぶりに寒いムラだったけれど、贔屓不在の宙組を楽しめたのは、この新公の充実が大きかったと思います。やっぱり舞台に立って頑張っている人を応援すると、元気になれるなぁと改めて思いました。楽しかったー!
そして、下級生ヲタになりつつあるので、倍率の高いオペラグラスに買い換えようかな。お友達には「倍率より明るさ!下級生の立ち位置はとにかく暗いんだからね!」と強力な助言を頂戴しましたがしかし、宝塚オタクの道は深くて長いものだわ、と思うのでした。